まじそんけいにあたい(仮)

ティーの憤懣やるかたねえ

物理計算書を図面ソフトで描く

部署内に構造計算の主がいる。紙と鉛筆と電卓のみで全てを解析してしまうオッサンが。2つの材料のどちらが優れているか強度計算で判断したり狭い敷地に入れる小さいラフターで特定の鉄骨が吊れるかとかアンカーボルト下に施す防水範囲を仮想計算して可否を求めたりとにかく何でも計算して答えを出してしまう力学のスペシャリストなオッサン。私は普段はそちらの作業はノータッチだが今日初めてその方のサポートをした。かなりの無茶振りだったのでどうしてやろうかと一瞬だけ躊躇したがやはりお得意*1のVectorWorksで片付けることにした。線やら面やら描くはずの画面がほぼ数式で埋まる。勿論その数式の内容を考えながら作業する訳だがおよそ30%しか理解出来なかった。構造計算不得意属性に加えあれほど苦労して学んだ原理や概念が頭から抜け落ちまくっているという現実を突きつけられた。けれど理解しようと脳をフル回転させるのは嫌いじゃない。たまには仕事にも頭を使いたい。

*1:ではなく単に好きなだけ