まじそんけいにあたい(仮)

ティーの憤懣やるかたねえ

専門分野

今日は朝突然に「検査行ける!?」と別の部署の上司から凄い形相で声が掛かり急遽外回りに行った。これまでうちの会社が施工してきた建物の状態が今回の件でどうなっているかの点検で、先週から少人数で相当な数の物件を回ってるらしく人出が足りないらしい。だからこんな風に突然呼ばれて出向くのは凄く稀。担当は某大学の環境研究棟でけっこう古い建物だった。点検したら1階から9階までボードと柱の境目にもれなく亀裂が入ってて、凄く新しいキズだったから明らかに今回で出来たものって分かった。柱の打ち継ぎにもうっすら筋が入っていたり、タイルが何枚か剥がれて落下してたり、ジョイントが揺れたあとが残ってたり、でもどれもこれも構造には何ら干渉しないものだから大規模な工事は必要ない結果だった。ガラスも割れてなかったし。外壁タイルの剥がれだけは下に人がいたらアウトだからちょっと怖いけどね。でも大学側がその周辺を立入禁止にしてくれてたからセフセフ。で、私が作業着と長靴で見るからに建築屋です的な風体で屋内を歩き回ってたら何人か生徒らしき子たち(春休み中)と研究室の前ですれ違って「ヤッベwww宮田と同年代の大学生ハスハスwwww」とか思ってたら、教員っぽい方々に何度か呼び止められたの。「○○建設の方ですか?」→「ええ今回の(ry」→「ちょっとここ見てくださいますか?」という流れで。観に行くと私がさっき挙げたような亀裂とかキズとか割れを指差して「これ大丈夫ですか?割れたり崩れたりしませんか?」と不安げに尋ねてくる。これも前述だけどあっっっきらかに構造的には何も問題ないので私からすれば「いやwww平気だからwwwww」という感じ。でもその人たちの表情で素人からすると怖いんだなって見てとれる。「9階建てなのにここ(6階)のヒビが大きいんです><この階って弱いんですか?><」とか基本的なこと(ある程度高さのある建物は大体2/3くらいのところで揺れの周期が変わるからちょうど5〜6階のところでヒビが太くなるのは当たり前)を本当に心配そうに聞いてくるので1つ1つ説明して、他の場所も構造的には何も(ryを話して納得してもらった。こんなペーペーでも安心させてあげられるんだよしもっと頑張ろうって気付けた1日だった。