まじそんけいにあたい(仮)

ティーの憤懣やるかたねえ

頑張れにわか

何やらとんでもないお仕事が来たようで。めでたいんだけど、みんなの微妙な反応を見ててバンザイして喜べない状況なのは察せた。数日前にアニメや漫画の実写化についてTwitterでアニメクラスタと「実写化イクナイ」みたいな話をしたばっかりだったから尚更。連日朝から晩までみんなのドラマ批判を眺めることとなったよ。その韓国ドラマの原作は私は全く知らないのだけれど、きっと私にとって銀魂ヘタリアが実写化するようなもんなんだろうね。そりゃ全力で拒否るわ。
アニメや漫画の実写化がなぜ嫌なのかって私の中で答えを出してみた。一言で表すと「にわか乙」。アニメ化は2次元(静)→2次元(動)だからこの過程だと世界観はあんまり崩れないよね。そもそも漫画の表紙はカラーだし、アニメそのものは監督や作者のチェックも厳しく入るだろうから仕上がりが読者のイメージと違っても「そうかあの人が描きたかったのってこういうことだったのね!」て納得できるはず。キャラクターから発せられる声と声優さん(または演技)が全然イメージとかけ離れてて「思てたんと違う!!」てなることはあるかもしれないけど。でも声優さんはみんなプロだから、声を聞いてるだけで喜怒哀楽が伝わってくるし、それがもしイメージと違ったものでも全然イライラしない。
春祭り(仮)のDVD見ててびっくりしたもん。声優さんたちって自分に当てられたキャラクターの性格とかクセとか色々細かいところまでリサーチして望んでるから。というか声でしか表現できないからむしろそこまでしないと逆に演じ分けられないのかもしれんね。でもそのリサーチの作業って、収録が終わる頃にはキャラクターへの愛情そのものになってんだよね。だって、「○○は私にとってこんな存在でした」とか「うまく出来なかったところは○○に励まされました」とか、ほんとにそのキャラたちが実在するみたいに話してんの。だから、視聴者の納得いかない配役や演技でも、2週も見ればちゃんとキャラクターが喋ってるように見えてくるし、こいつはこの声なんだって頭と耳に上書きされるんだよね。
でも実写化は全然違うよね。原作のファンが増えて人気が出たからドラマ化やら舞台化やらするはずのに、その支持層が望むレベル*1よりも企画側の目標が毎回余りにも低すぎるし。金儲けやら話題作りだけで監督もキャストも中途半端にサラサラーっと内容把握だけしてドラマ化されてもさ、原作やアニメを好きな人からしたら「アンタら私の大好きな作品に何してくれてんの?」てなるんだよ。同じ3次元へのシフトでも、コスプレイヤーさんの画像や行為が全くイライラしないのは、それが作品に対する愛情表現だからなんだよね。「こ、こんなところまで再現!?」みたいな小ネタも見つけられたら感動するし、だからドラマでもそのくらいの気遣いや工夫をしてくれたら「おおドラマスタッフやるやんwww」てなると思う。同様に、「以前からこの作品のファンで、私がこの役をやれるなんて嬉しいです!」ていう役者さんも別枠。ちゃんとお芝居の勉強をしてる俳優さんや女優さんも別枠。お芝居でご飯を食べてる人は支持層の期待に答えてくれる・・はず*2
今回みたいに普段何してるのかわからんような輩に演じられたところで「お前この作品になんの興味もない上にテキトーに仕事こなしてんじゃねーよヘタクソ」てなるのは確実じゃん。流れ作業で台本覚えて朝早く起きてロケしてスタジオ行って・・そんな中で作品の深いところまで把握するのは無理があるし、しかも相手は韓国俳優だからって自分と比較しまくって彼らを意識した変な演技しちゃうこともほぼ確実じゃん。でも私はKis-My-Ft2好きだし、玉もGAYAも本当に本当に大好きだし、そんな風に叩かれる2人を黙って見ているのはやっぱりちょっと心苦しい*3。急にお芝居上手になれっていうのは不可能だけど、努力は画面越しでも伝わってくると思うんだ。「こいつへったくそだけど頑張ってんなー」て。だから限界まで葛藤して乗り越えてほしい。前評判、というか壮絶な今の叩き具合が玉GAYAの耳に入って奮起してくれればもっといいな。
玉GAYAやキスマイに対する叩きや批判はこれからもネット上に限らず色んなところで行われると思うんだけど、その度にきっとまた一部のジャニオタが顔真っ赤にして反論→そういう痛いジャニオタがまた叩かれる→周りのまともなオタクが超絶迷惑するっていう無限ループが起きる。私は八乙女に出逢ってなかったら今でもきっと叩く側に居たはずだから今も擁護もフォローも出来ないし、しようって気にもならない。玉ちゃんもGAYAもキスマイも、今はみんなそういう「にわか乙」な位置にいるんだよって頭に入れておいて欲しいから。CD発売される頃にはいっせいにちやほやされ始めるだろうけど、調子に乗って私が嫌いなあの事務所特有のスカしっぷりを出さないで欲しいから。これからもJr.の時以上にもっともっと乗り越えなきゃいけないこと山積みなんだってことも忘れないでいて欲しいから。そんなこと言われんでもわかってると思うけどさ。ただ何年も待ってた身としては、デビュー組ならではのキラキラな扱いにふにゃふにゃ幸せそうにしてる7人の姿も勿論見たい。見たいに決まってる。
ただなーGAYAがなー大阪での前科があるらしいからなーまた今回も不貞腐れないといいんだけどなーあんまり期待できないなーつっても私はその場に居なかったんだけど。GAYAの気持ちもわからんでもないし。だ!け!ど!そこで正しいアイドルとしての振る舞いが出来てなかったから先が思いやられるって話だもんね。これからデビューするアイドルの行動とは思えなかったって話だもんね。格好良いからなんでも許せるなんてお花畑な考え方はやっぱりしたくない。GAYAには数年前に1度裏切られてるし。いや今は信じてるよ。あのGAYAの客席を吟味してるいやらしい視線を間近で見ちゃったら信じざるを得ない。
「にわか」についてはこの一件に限らず大体なんでもそう。愛着や思い入れがあるもの全部、チャラチャラしたにわかが扱って得意げな顔してるだけでなーんか腹立つ。もしかしたら私も一部の方々にそう思われてるかもしれんがな。エイトが楽器使っても許せるのは本人たちが楽器を好きでやっててそれなりに時間もかけて極めてるからで、キスマイは「何か今までと違うことしなきゃ」てな軽い動機で手出したから結局あんなヘッポコな音しか出せなくて撃沈したわけで。特に音楽に執着が無い人たちは「新しいことに挑戦してキスマイ偉い!」て評価したかもしれない。けど私的にあれはほんっとありえなかった。でも、こんだけ文句言ってるくせにまだ好きでいられるのも、2月11日にあんだけ涙が出たのも、やっぱり7人が諦めずにいつもそこにいてくれたからなんだよ。だからこういう小さな失望や壁が重なると、いくらビズが良くて格好良くても私の目にはそう映らなくなって熱も冷めていくんだろうと思うしそれが怖い。何度も言うけど顔やスタイルが好きなんじゃなくて頑張ってる姿に惚れたから。うーん・・こんだけ書いてもいまいち纏まらないからまた一言で表すと、頑張れにわか!!凹んでも全国ツアーでまたいっぱいキャーッて黄色い声出して騒ぐから頑張ってやり通してきてね!!

*1:「すげええええええええええ2次元超えたああああああああああああ」くらい

*2:監督と脚本がにわかだったらアレだけど。

*3:それで凹んでるオタクを見るのはもっと心苦しい。吐きそう。オエッ