まじそんけいにあたい(仮)

ティーの憤懣やるかたねえ

おうちごはん

毎日父と2人分の食事を用意してはいるけれど、断じて父のためにしているわけではない。冷凍食品や外食の方が美味に決まっているし、父も特に「いつも作ってくれてありがとう」なんて気持ちで食してはいない。私が自分のために作り「あるけど食べる?」というスタンスだからだ。2人にとって食事はただの作業だからだ。けれど大抵「食べる」と答えるので、父の得意でないトマトやらガーリックやらパスタやら若い子が好きなものは作らないようにはしている。そんな中、父は年に2回くらい無意識に「はぁおいしい」と漏らす。今日の献立はキャベツと玉子の餡スープ、玉葱とじゃがいもとベーコンのオイスター炒めっていうハイクにも載せるまでもない手抜きだったのに、それが出た。その瞬間は私は食卓ではなくすぐそばのソファにふんぞり返ってM-1を見ていたので何の返事もしなかったけれど、部屋に戻ってきてちょっと泣いた。明日は豚肉買ってきて好きなもの作るね。ありがとう。この時期は毎年大変だけど頑張ってねお父さん。