まじそんけいにあたい(仮)

ティーの憤懣やるかたねえ

THE FIRST SLAM DUNK感想文

周りの評判聞いてから観ようと思ってたけど、あまりにもみんなが絶賛してるので急遽夕方のチケット取ってもらって行ってきた。以下バレ。

CG

漫画では描かれてないところを掘り下げて「あれから10日後」みたいな雰囲気で完全新作が描かれるものだと勝手に思ってたから、みんなの感想「あのシーンがそのまま動いてた」ってので観る以外の選択肢が無くなってしまった。ネタバレ読んだ人から「ゆっこさんどこの試合やってほしいの?」って寸前に聞かれて「山王戦かなやっぱり」って答えてたので、開始数分でどばぁ~~~~んって山王工業高校出てきて腰抜かしたwwwww
漫画の時点でかなり動いて見えてた試合シーンだけど、私の頭の中で思い描いてた動きがそのままスクリーンに映し出されてて感動した。客席とか一切動いてないシーンも多々あったのにめちゃくちゃ漫画が動いてるように見えた。あの技術なんなの。
でも1番興奮したのは原作では描かれて無かった細かいバスケットのアクションが加えられてたところ。開始数秒で深津くんが腰を落として床叩いて威嚇したり、沢北がスローイン後にボール運びと並走しながらバッシュの裏を手のひらで拭って滑り止めにしたり。これって今の子たちもやってんの???当時はやってる子すごい見かけたけどね。あと24秒ルールがちゃんと30秒だったのも時代を感じて良かった。いやそうしないと時間ズレズレになってくるから当然なのかもしれんがwwwwwww

  • 映像化されて良かったところベスト5
    • 5位:ポールが「二度と同じ手を食うかぁ!」つってユニフォームを引っ張るところ。すごい引っ張っててわろた。そこから花道がぐいって前に出るスピード感も良かった。
    • 4位:流川が「1つ忘れてるぜ」って呟いてからスリー決めるところ。ギリギリ打たれちゃうくらい沢北が離れてるのがクッソリアルだった。
    • 3位:沢北が流川に目でフェイク入れて高速ドライブ入れてくるところ。あのスピード感出せるのほんと映像化ならではって感じ。学生時代やろうと思ったことあるけど目が回って無理だったwwwwww
    • 2位:プレス突破。冒頭でりょーちん主役なのか~って察したから豊玉戦かと思ったんだけど、「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ」は山王戦だからね。プレスかけた経験もかけられた経験もあるから動いてるとやたらリアルでなんかゾクゾクした。
    • 1位:沢北がよーいドンするところ。これもやっぱり漫画では表現しきれてないスピード感が素晴らしかった。よーいドンは瞬発力を鍛える練習方法としてちゃんと存在します。

というかさ、冒頭で山王戦なんだって理解した瞬間から最後のハイタッチシーンまで死刑宣告状態よなwwwwwwwwどうあがいたってあの号泣シーンから逃れられないwwwwwww
背中痛めちゃったあとにゴリがゴール下でシュート外して、それを花道が「入ってろ!」ってむりやりダンク押し込むとこ(これきっかけで意識が朦朧としてしまう)、漫画だとやっぱり「いやファウルの後だから」って冷静に読んでる自分がいるけど、動いてるの見ちゃうと「あ~~~~~~~~~ファウルのが先か~~~~~~~~~」ってちゃんとガッカリしたから没頭してるの実感出来て面白かった。
映画の中では終盤まで全然花道の話をしてこなかったのに、夢だったかのような4ヶ月間がぶわぁ~~~~って蘇ってくるところ号泣不可避だった。花道の4ヶ月間だけでなく、私の小学校4年生からのバスケ人生9年間も思い出されたよ。いや私この作品に人生狂わされたんですよ・・この漫画無かったらバスケやってないんすよ・・。
あと花道が最後の交代で出てきた時にりょーちんがわざわざ流川に「俺とお前で運んで速攻出すぞ」みたいなこと言ってる時(たぶん原作には無い)に「あ~~~~~~~~~~フラグ立ててる~~~~~~~~~」ってなってこれも死刑宣告だった。メガネくんゆこにゃ「「よくぞ走ってた三井」」
逆転してからは漫画ではセリフや音が一切描かれてないけど、スローイン中に流川が大声出してボール呼んでるところだけはその声を聞いてみたかったから、原作通りに心音だけで表現されててちょっと残念だった。あれなんて言ってるんだろうね。「こっち!」「来い!」とかかな。「よこせ!」はさすがに先輩相手には言ってなさそう。逆転したてで場内もすごいうるさいだろうし、リアルに描かれてても面白かっただろうな~。脳内では「交代する間も与えない」「深津のゲームメイクに託した」とかナレーションがちゃんと再生されてたけどwwwwwwwwきしょいwwwwwwwww
そんで花道が最後のシュート打って入るまでの時間長すぎわろた。勝負決まったあとはスタメンが抱き合うとこよりもベンチが走っていくところで涙腺崩壊させられた。湘北のベンチ可愛いよベンチ。


新たに加えられたシーン

沖縄での話は後から調べてもらったらどうやら読み切りで原作漫画が存在するのね。個人的にはあれに出てくる「あやこ」は彩ちゃんではないと思う。だって印象が違いすぎるもん。それは置いておくにしてもこの件は私の中ではかなり後出し感があるんだよな~。だってヤスが豊玉戦で「小学校からポイントガードリョータに平面の勝負で勝てるわけない」って今まで見てきたみたいに言ってたじゃん。中1で引っ越してきたってことはヤスとの出会いも早くてもそこからでしょ?あの様子だと転校初日からすでに捻くれてたしヤスと早々に打ち解けてたとは思えないし消化するのかなり難しい。ピアスって連載終了後の作品だから仕方ないのかもしれないけどちょっと残念だった。いやあとからヤスに昔の話をしてた可能性も全然あるんだけど、バスケ部復帰後に「1対1やろーぜ」からの仲の良さ見ちゃうとどうしても昔からの絆みたいなのを感じてしまうので矛盾が発生してしまってきつかった。
しかし宮城家が引っ越してきた湘南の団地が友人が住んでた団地にそっくりで軽く興奮した。今すぐにでも確認しに行きたい証拠写真撮りたい。
中1のりょーちんが1人でコートにいる時に相手してくれたのが「みっちゃん」だったのも要らなかったかな・・やるなら髪型を原作と揃えて欲しかった。いやケガする前のみっちゃんはキラキラだからああいうこと自然にしてくるのかもしれないけど、その後のケガしてからの地獄期間を知ってるからこっちが心臓うぎぎ・・ってなってしまった。てかその前にバスケ特訓後にお兄ちゃんが幼い弟抱きしめてるのちょっとうぇっとなった・・兄弟でそんなことする???
目をつけられて突然不良に囲まれて手が震えてたのちょっと萌えてしまった。原作だと文字と数コマでしか語られてなかった喧嘩の場面とみっちゃんだけを狙ってた理由が明確になって良かった。でもお母さんがほんと毒よな~~~…そりゃ急に旦那が死んで立て続けに弟よりもお気に入りの長男が死んだらああなるのもわからんでもないがさすがにひどいだろ。りょーちんもあんな手紙書くほど尽くす必要全くないし、さっさと大人になって捨てたらいいのにとすら思えた。あんまり描かれてないけど妹ちゃんが普通に素直に育ってるのえらすぎる。
事故の後に奮起して砂浜走るシーンは、海沿いの運動部あるあるなので「BBAも昔やったやった~♡」ってなりました。クッソきついよな。

お笑い要素

通してほぼ排除されてたけど、プレス後に花道が「りょーちんこ!」って普通に言ってて笑ったし、問題児軍団(流川除)が腕ムキッてやってるのも後ろで映ってたし、ゴリにドゴンってハイタッチされて花道が腫れた手のひら見つめながら痛がって走っていくのもさりげなく取り込まれてて面白かった。初見だと見逃してるとこ多そうだからおかわりしたい今すぐしたい。
主に今回の作品受け付けられない人ってここが引っかかってる人が多いみたい。わからんでもないけど、山王戦ってもともとお笑い要素少ない気がするから私はあんまり気にならなかった。むしろリアルな試合の流れを追えて本当に観客として山王vs湘北見れた気がした。
試合すぐ始まっちゃったけど、お笑い要素排除するにしても試合前のコントは動いてるの見たかったなああああああああああああああ沢北のダンクにボールぶつけて阻止するところとかwwwwwwwwww丸男とのくだりもまるごとカットだったけど、丸男がジャンプしないでゴール下シュート決めるのも映像で見てみたかった。あれどの力で打ってるんだよwwwwwww
花道が河田にびっくりしてダブルドリブルするとこは普通に笑ったwwwwww

物足りなかったところ

ギャグ要素を取り除いた結果、魚住が桂剥きしに降りてくるところはもちろんカットされてて「ですよね~」ってなった。でも私がこの映画に対して1番言いたい苦情は、メガネくんの大好きなセリフが2回もカットされてたところねwwwwwwwwww入れてくれても良かったやんか~~~~~~~~って思うんだけどこの映画の主役は宮城くんなので、ゴリとみっちゃんの過去をあれ以上掘り下げるとコンセプトとして成り立たなくなっちゃうから仕方無かったのかもしれん。
ちなみにそのセリフはゴリがみっちゃんにスクリーンかけたあとに3Pシュートを決めて拳と拳をぶつけたのを見て「2年間も待たせやがって」ってと、「湘北っていいチームだったよな」の後に「代わりになれないならせめて勇気づけよう」です。
あと宮城リョータが主人公なのであれば、彩ちゃんとの出会いや過去の会話をもっといただけてもよろしかったのでは・・沖縄でのあやことのことは描かれてなかったけど、リョータにとってあやこも彩子も特別な女の子なんだからこうもうちょっと・・もうちょっとさぁ・・。てか彩ちゃん超~~~~~~~~~可愛かったな!??!?!??!?私がスラムダンク読み始めたのって小学校低学年だったけど、子供ながらに色気を感じてすっごい大人の女に見えてたんだよ。実際花道や流川に対しては先輩らしくちゃんときつく接してるし。それが今回ただの女子高生のマネージャーですっごい可愛かった。手のひらに書いた「No.1ガード」も、前夜にただ手のひらを見ることだけ決めておいたって設定が追加されて超~~~~~~~萌えたごちそうさまです。
スタメンの声優さんの総入替は全く気にならなかったんだけど、安西先生だけは違和感を感じてしまった・・。あんなにしっかり喋ってるイメージ全く無いもん。でも元全日本メンバーだし前回のアニメでふわふわ喋りすぎてた説もあるかな。
あと花道が流川にぶつかっちゃうやつもカットだったの納得いかん。あれ陵南戦だっけ?って思ったけどその後の「沢北の中では1対2だ」もカットだったからあのくだりまるごと無くなってるんだな。尺の関係なのかりょーちん関係ないシーンだからカットされたのか。
逆に最後の沢北の号泣シーンは要らなかった・・わがままだけどあんな沢北は見とうなかった・・神社のシーン追加してまで見とうなかった・・。アメリカでのシーンはびっくりしたけど、りょーちんはあれは1ヶ月くらいの短期留学なのでは???って印象。だって流川を差し置いて、ましてや湘北の新キャプテンになったはずだからそれを放っといてまで沢北レベルで長期で渡米するわけなくない???沢北とアイコンタクトするのも萌えてしまったから私はあそこは許容範囲かな~。

言葉にしないセリフ

円陣組みながらゴリが「俺たちは別に仲良しじゃねえし、お前らには腹が立ってばかりだ。だが、」って言ってそのまま黙るんだけど、もうその後の「このチームは最高だ」が脳内再生余裕過ぎて「言ってる~~~~~~~~~今"このチームは最高だ"って思ってる~~~~~~~~~」って悶てた。基本的に子供の頃からこの漫画を読みすぎているのでそういうところ多すぎたwwwwwwwそんでこれ書いてて気づいたんだけど、上に書いたメガネくんのセリフカットされてる理由ってこれかもしれん。「2年間も待たせやがって」も「代わりになれないならせめて勇気づけよう」もメガネくん喋って無いんだよな。じゃあ「1on1じゃ俺には勝てねえよ」を沢北に喋らせた理由は何????????そこも沢北くんは一切喋らずに手を差し伸べてるだけだが?????????
あと「いいゲームだった」「湘北って良いチームだったな」「よくやったよ」ってあれベンチのみんなが言ってるんだと思ってたけど観客が言ってたの初めて気づいた。そんなネガティブなこと言ってるからメガネくんが見かねて「おいコートの5人はすごい相手と戦っているんだ。ベンチも最後まで戦おう(代わりになれないならせめて勇気づけよう)」つって喝入れてるんだと思ってた。
最後の円陣の掛け声も漫画では誰が言ってるかは明確な表現はされてなくて、それを逆手に取って後からゴリがりょーちんに譲るようなシーンが追加されて、あれもまた賛否両論だろうけど私的には「じ、次期キャプテン~~~~~~~~」ってなったwwwwwwwwとりあえず原作また読んでからおかわりすることが決定したのでまた引っ張り出してきます。

さいごに

海南がちらっと映りました!!!!!!!清田くん令和のスクリーンデビューおめでとう!!!!!!!!!!二次創作で補完します。