まじそんけいにあたい(仮)

ティーの憤懣やるかたねえ

通勤ラッシュと車椅子サラリーマン

ヤケ酒をしたら朝4時に目が覚めてしまった。二度寝は遅刻なのでアンテナを巡回したり少し時間を潰しつつ緩めに出社の準備を進める。どう足掻いても通常より早めの時間帯に飛び込んでしまうことになりもろ通勤ラッシュにブチ当たった。横浜駅で乗り換える際に列の先頭に車椅子に乗った30代くらいの兄ちゃんが人の波に掻き分けられながら佇んでた。雨と湿気と蒸し暑さと満員の混み具合、列車到着が遅れたせいもあって勢い良く人が雪崩込む中でゆったりと乗車する車椅子の兄ちゃん。近くに居たおばさんがサポートしているのが見えて和む。1駅か2駅で降りるのか奥に入らず出入口付近で留まって向きを変える車椅子の兄ちゃん。健常者が同じ行動を取れば確実に煙たがられるだろうけど兄ちゃんはおばさんにお礼を言い申し訳なさそうに鞄を抱えてる。周りの乗客はその気持ちを汲み取って兄ちゃんを上手に避けながら乗車。そんな中ドアが閉まる直前に無理矢理乗り込もうとしたデブオヤジが一言。「邪魔だなーったくよー」兄ちゃんを見ずに、けれど感情は確実に兄ちゃんに向かって。一気に頭に血が上り気付いた時には私も言い捨てていた。「アンタが一番邪魔なんだよオッサン」抑えたつもりだったのになかなか声が張ってしまい恥ずかしい。オッサンは一瞬私を見たがすぐさま気まずそうに退散し結局その列車には乗れなかった様子。だっせえ。ああいう大人にはなりたくない。