まじそんけいにあたい(仮)

ティーの憤懣やるかたねえ

助けろよ(22:07:44)

うちの地元はけっこう、いやかなり平和。都会で起きてる事件とか無縁って感じで本当に平和。でも一応こんなご時世だからってことで子供を守るための警備員さんが居たり、子供の単独行動よりも親子連れの方がよく見る。そんな地元の昼間の出来事。私は朝番を終えて駅から家までチャリンコをかっ飛ばしてた。クソ速いの。普通の人なら20分かかる道のりをおよそ5分で到着できるくらい。中学時代から今まで無事故だけど。いやそんな話はどうでもいい。とにかくチャリンコで爆走中。いつもは信号待ちを避ける為に裏道を使ってるけどその日は∞コンの振込みをするために郵便局のある大きな通りを走ってた。駅に続く大きな道だから車の量は多め。そこに十字路交差点があるんだけど今日は珍しくやや渋滞中。向かいの店がセール中なの?駐車場空くの待ってるの?とりあえずその交差点の信号が赤になったのが見えたからスピードを緩めた。そして次の瞬間自分の乗っていたチャリンコから飛び降りた。交差点のド真ん中で自転車に乗ったまま動けなくなってるお婆ちゃんが居たから。渋滞はそのせい。お婆ちゃんが真ん中にいるからどこからも車が走ってこれなかったの。何も考えずとりあえずお婆ちゃんに駆け寄って「大丈夫!?」と半ば叫び声になってしまった。お婆ちゃんは体重のかけ方を間違って変なところで体を支えてしまい、おまけにチャリンコに積まれた荷物が重すぎて動けなくなってただけだった。ケガしてないから手を握って支えてあげたらすぐ立ち直れた。一安心して周りを見渡したら警備員さんと親子連れとその他オトナがたくさんうじゃうじゃ・・なのに誰ひとりお婆ちゃんに手を貸す人はいなかったわけで。車から降りて助けに来る人も誰も。最後に交差点に入った私が助けたなんておかしいよね。動けなくなった瞬間を見てた人がいるはずなんだけどなー見てみぬふりかーそっかー。こいつら私が通らなかったらどうするつもりだったんだろ。その後お婆ちゃんは私にお礼を言ってから元気よくチャリンコこいで帰ってった。よかったよかった。年寄りの手ってあったかいよね。帰りはそこら辺にいたヤツらを思わず睨んでしまった。警備員には「何のためにそこに居んのー?」て言ってきた。睨み返されたけど。逆ギレかよ情けねぇな。