アドバイスではなくログ。クソなげえから畳むわよ。
書いてる人
- ゼネコン施工管理入社12年目で初受験(当時)
- 学科のみの学習期間:9ヶ月間(2018年10月~2019年7月)
- 平日平均2時間、土日祝日平均3時間、1週間平均12時間(目標20時間)
- 2歳児の子育て中、フルタイム残業ほぼなし
- 学科試験結果<独学>
- 設計製図試験結果<通学>
使用問題集
500+125(総合資格・日建学院)
- 作者:総合資格学院
- 発売日: 2020/12/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 作者:日建学院教材研究会
- 発売日: 2020/01/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
使用参考書
スピード学習帳(建築知識)
ざっくりと試験の内容を掴むために最初の1~2ヶ月(2018年内)で読破。内容はかなりコンパクトで、所々小テストが組み込まれてることで実際の過去問にも触れられる。もちろんこれだけじゃ全てを網羅できないので、苦手科目に応じて参考書を買い足していくのが良い。テキストと呼べるようなものはこれ1冊のみ。建築法規スーパー読解術(原口秀昭)
- 作者:原口秀昭
- 発売日: 2016/12/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
解き方を覚えて弱点克服!一級建築士合格構造力学(本田忠彦)
- 作者:本田 忠彦
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
TAC井澤先生のブログ
金を取るべき。なんでこれが無料公開されて放置されているのかわからない理解できない。法規を除く4科目分の莫大な情報量が存在するんだけど、3ヶ月くらいかけてじっくり全部読ませていただいた。わかりやすい語呂合わせ(下ネタ)や、生徒が躓きやすいポイントを念入りに易しく紐解いて解説してくれていて、マジで金取るか有料メルマガに移行した方がいい。法規も企画中とのことなので、将来的に独学者の必須コンテンツになりそう。なんなら他校に通う人も1回読んだ方がいい。
使用ツール
OneDrive
やる気を保つため、また再燃させるために私が最も重要だと考えたのは手軽さで、それを実現するにはペーパーレスが絶対だった。問題集、テキスト、自分のまとめたノート、試験寸前まで見てたカンペ等、全部をPDF化してOneDriveに順次ぶち込んだ。するとWindowsPC(会社)とiPad(会社)とiPhone(会社)とAndroid(私用)とKindle(家用)でいつでも取り出して読めるようになる。隙間時間を使っての学習も捗り、外で勉強する時は電子機材いずれか1個とそれらの電源や電池を持ち出すだけ。教材を何冊もかばんに入れなくていいし、特に女の子は重さに嘆くこともない。
3cm程度までなら自分でカッターで切り開いてスキャンできたけど、それ以上に厚い本は自己責任で自炊業者を使った。更に、PDFリーダーで文字を認識するOCRをつけると、あらゆる資料で文字入力からの検索ができるようになる。「あれどこに載ってたっけ~」の時、本なら目次を開いて指で辿って探す作業が、OCRのおかげでCtrl+Fや虫眼鏡で瞬殺になる。
例)「繊維方向」の解説どこだっけ~
例)「グレイジングガスケット」の断面どこだっけ~
例)「ビザンチン」関連の選択肢ざっくり見直したいな~
ヤバない?この手軽さに気付いて勝ったと思った。問題集を解けば解くほど上記のような「あれどこに載ってたっけ~」が大量に出てきたわけだけど、この電子化による検索と反復学習で、より多くの情報を捌けた。
OneNote
過去問分析用。検索と蛍光マーカーが使えれば基本的に何でもいい。Evernoteとか。更にフォントサイズ変更、画像貼付があると尚良い。具体的な使い方は後述。
私は7:3の割合でPCで編集することが多かったけれど、リアルタイムで同期されるので、突然iPadで学習を始めても続きからスムーズに再開できるのも良かった。
⇕同期されている
ノートまで電子化すると、学生時代に散々やってきた「書いて覚える」工程を丸々やらなくなるので、手を動かさないと学習内容が頭に入ってこないんじゃないかって不安だった。でも全くそんなことはなく、むしろモニター内でいつでも自由にノートを作り変えることで、頭の中でクリアに情報を整理できた。当たり前だけど、紙のノートは一度書き始めると順番を入れ替えたり、間に他の資料を割り込ませたりは難しい。電子ノート最強。
問題集ルーティン
1周目
私の1周目の解き始めは2月に入ってから。まずは5科目全てとにかく1周する。法規は初見だと何がわからないのかわからないような状態なので、無理に解かず解答・解説を熟読する。そしてどこに何が載っているのかを把握するため、インデックスと問題文のキーワードの照合を練習をする。※法規は学習方法が他と異なるので詳細は後述。
1問ごとにOneDriveの問題集PDFに「誤答」した問題には○、「正答の根拠や正しい数値が曖昧他なんか不安」な問題には□を記入していく。注釈機能を使用すると綺麗にまとまって見やすい。
挿入例(PC画面)
ちなみに閲覧ソフトはPDF-XChange Viewerを使用。注釈のコピペが簡単だし、上記のように左側に注釈の一覧も出せるので、いつどこに何の印をつけたのかが追える。
これはたくさん注釈がつく=苦戦している証拠になっていくので、一覧から大量に注釈がついた問題を洗い出して解くことで、弱点に集中砲火することができる。
⇩注釈コメント部分拡大
注釈を作成した日付に着目すると、3月26日⇨6月24日⇨7月2日⇨7月19日で4周していて、試験ギリギリまで解いていたことがわかる(この年の試験日は7月28日)。
ちなみに「林」は当時私が大好きだったじょーしの姓。
また、iPadのOneDriveアプリではPCソフトほど詳細な情報は得られないけど、「縮小画像画面」の「注釈を設定済み」タブで、ある程度絞り込むことができる。
次に、解き始めたら表計算ソフトに自分の解答・正答数を記録していく。
あとから数字を追えるなら紙のノートや裏紙を使用して手書きで残してもいい。
1周終わったら1科目分・1冊分の正答率を出す。
この段階では数値が低くても気にしない。1周目の目的は試験問題の雰囲気と現状把握だし、心配せずとも周回ごとにこの数値は必ずゴリゴリ上がっていく。私は時間が足りずに4周しか回れなかったけど、半年かけて全科目平均40%がオール98%超えになった。本番当日に99%以上になってりゃいいんだよ。
2周目
まずは土台作りとして、スピード学習帳とTAC井澤先生のブログを並行で読みながら、単元ごとにOneNoteでカテゴリ名一覧を作成する。
カテゴリ名はリンク仕様になっていて、いちいちスクロールしなくとも、下方に永遠と続く各ノート詳細に1クリック(iPadでは2タップ)で飛べる。
例)ノート後半の「電気設備」に加筆したいから飛ぶよ~
⇩画面が切り替わる
このカテゴリへのリンクは「段落へのリンクをコピー」を使って簡単に大量生産できるので、少しでも必要性を感じたらどんどん作っておく。加筆、修正、見直し、いろんな場面でリンクを踏んで飛びまくれば時短になるぞ。
次に、本格的にOneNoteにまとめを作り始める。1周目からやってもいいのだけれど、たぶんまるごと問題集を書き写すことになってモチベが落ちるので、2周目からがおすすめ。
<ノートに記載するもの>
1.誤答した問題の正答の選択肢
2.解説や参考書からの引用・メモ
3.まとめて覚えた方が効率的な表・語呂合わせ
基本的にこれだけ。問題解く⇨間違える⇨解説を読む⇨選択肢を転記する⇨役立つ資料や解説文を貼り付ける⇨次の問題へ。これらを繰り返すと以下のようなノートに。
●紺色の文章:正しい選択肢
大体の問題は「最も不適当なものはどれか」を問うてくる(ひっかけで最も適当なものを問うてくる場合も稀にある)ので、正しい選択肢を視覚的にインプットするために、転記する選択肢は正しい情報に統一する。不適当な選択肢は正しく修正して転記しても良いし、下記の「■」で残すのでも良い。「●」は全て正として覚えておくと、段々と「これOneNoteに載ってたな」と記憶から引っ張ってこれるようになる。
■黒色の文章:解説や参考書からの引用・メモ
不適当な選択肢を正して書いたり、井澤先生のブログからコピペしたり、単なるメモ書きにしたり。紙のノートに書くような内容。
撮影・スキャンした画像
上の例ではiPadで撮影しているので歪んでいるけれど、もっと綺麗にまとめたければスキャナーを使ったり、OneNote内で表を挿入したり、色々とやり方はある。
前述の通り、途中段階での加筆、修正、見直しでその都度好きな箇所に好きなものを割り込ませられるので、とにかく閃いたらどんどん書き込む。実は学習全体でこの作業が最も面倒で時間がかかって辛かったけど、3周目で爆発的に正答率が上がったのでやって良かったと思う。
3~5周目
<ワークフロー>
1.問題を解く
2.誤答する(○をつける) または 正答が曖昧・不安(□をつける)
3.復習する ※ここで身につく
⇨「これって前も間違えてたっけ?」
⇨「これってノートでまとめて覚えてたよね?」
⇨「この選択肢の内容って他の問題でも出題されてなかった?」
⇨はいOneNote・OneDriveでとりま検索
例)正しい数値を覚えきれてない(答:1)
⇩OneNote「グリッパー」検索+正しい情報を転記
例)文言に引っ張られる(正:3)
⇩OneNote「ばらつき」検索+正しい情報を転記+加筆
例)いろんなパターンありすぎィ!!!(正:1)
⇩OneNote「あてに提出」検索+羅列・色分け
例)正答できるけど根拠を忘れた(正:1)
⇩OneNote「横補剛」検索+正答の根拠・解釈を自分なりにメモ
例)言葉の定義ぐっちゃぐちゃ(正:3)
⇩OneNoteカテゴリ名「照明」で飛んで復習
2周目終わった時点でノートはほぼ完成しているので、3周目からはちょっとした加筆と修正のみ。解けば解くほど編集も楽になってくる。とにかく反復する。
4~5周目を終えると、前述の通り問題集PDFには注釈がたくさんついているし、OneNoteでは強調加工された箇所が浮いて出てくるので、通勤やお風呂なんかで眺めるだけでもかなり効率的な復習になった。
ルーティンまとめ
- 共通
- 誤答した問題には○、正答が曖昧・不安な問題には□を記入
- 表計算ソフトに自分の解答・正答数を記録して正答率を出す
- 1周目
- とにかく1周する
- 正答率は低くても気にしない
- 2周目
- 誤答した問題の正しい選択肢をノートに転記
- 解説や参考書からの引用、表、語呂合わせ、写真等をノートに貼り付け
- 3~5周目
- ノートを加筆・修正・強調加工・編集する
- 誤答しやすい問題や理解不足の項目を洗い出して弱点に集中砲火
使用機材とソフトの相性
一目瞭然、ほぼPCで進めると捗る。iPadはマルチタスクや2窓が出来ないので、1台でやろうとすると2周目の「誤答した問題の正しい選択肢をノートに転記」という最も重大な作業で、iPad内でOneDriveとOneNoteを行ったり来たりしなければならないので、モチベが尽きると思われる。それと比べたら紙の問題集を見ながらの転記は楽だけど、1つのPCモニター内で完結している方が個人的には楽だと思う。
ちなみに構造力学や環境工学の計算問題は紙で書き殴る。なので紙のノートや裏紙も全く不要なわけではないので、常に何枚か持ち歩く。
そして電子化の唯一の悪いところは、データ消失の可能性。解答管理していたExcelデータが2周目で消えてしまってガッカリしたことがあったので、何らかの方法で頻繁にバックアップは取った方が良いなと。
科目別感想文(法規以外)
Ⅰ 計画
他の科目の内容と比べて、感覚や経験則でわかりやすかった。その分、出題範囲が広すぎるのであまり深追いしない方が良い。建築史なんて1題出るか出ないかのレベルだけど、手広く○○時代は~って資料を引っ張り出して掘り始めるときりがないし、科目自体の配点も低いので、他(法規か構造)に時間と労力を振るべき。
模試では点数が変動しやすくて、問題集を何度解いても、確信を持って選択肢を選べる機会が少なかった。「これかな~?」「合ってた~!」の繰り返し。出来れば「これだ!」「やっぱりね!」のレベルまで持って行きたかった。けど正答の質は点数に作用しないし、実際に周回するうちに「わっかんね~」「だめだ~」ばかりだったのが、「これかな~?」「合ってた~」だらけになっていったのもまた事実だったから、前向きに捉えてひたすら過去問をこなした。
Ⅱ 環境・設備
熱とか光とか身近な話をしてるはずなのに小難しく書かれていることが多いので、私は苦手意識が1番強かった。設備も全くの専門外なので苦労した。学科試験ではまだ内容の丸覚えで突破出来るけど、合格してそのまま製図に進むと設備計画で詰むので、最初から理解を深めた方が効率良かったなと後悔した。
計画ほど範囲は広くなくて確信を持って正答を選びやすいけど、近年は新問題が難しい傾向にあるらしく、これも過去問を完璧にマスターして外堀を埋める作戦でなんとかなった。
Ⅳ 構造
冒頭の構造力学で躓いて、でも本田さんの参考書で突破して、けどまた理解が追いつかないような難題が大量に襲ってきて、本当に何度も何度も何度も諦めそうになってたけど、なんとか弱点を得点源に出来た。
配点が高いし、みんな躓いてるはずのこの科目で踏ん張れば、絶対に差がつくと信じて取り組んだ。実際に「構造苦手だから他の科目で稼いで合格しました」って人に会ったことない。逆に「構造と法規で稼いだおかげで他の科目が低くても受かりました」って人はたくさんいる。壁にぶち当たったら黙ってTAC井澤先生のブログを理解するまで読んで解決した。
計画や環境・設備と明らかに違うのは、過去問の出題率がクッソ高いこと。点数の伸びが1番顕著だから、気付いたら1番楽しかった。時間費やせば費やすほど点が取れた。目標は構造と法規で合計50点なんだけど、私は模試では実現できず、本番でのみ達成できた。そうなんだよ本番で出来れば良いんだよ。
Ⅴ 施工
私は仕事が施工管理で、全てではないけど全体の70%くらいは実物の工法や材料を見たことがあるから、新たに単語や数値を覚えるような学習はものすごく少なかった。でもそうでない人にとっては情報量がえぐいと思うから、写真やイラストがたくさん載ってる参考書を新たに買い足したり、今はつべ等で検索すると工事や材料の動画がたくさん出てくるみたいだから、それでイメージを掴むのも良い。
私が受験した年は急にスランプ試験の写真を出してきて、問題の内容は過去問と全く変わってないのに誤答した人が多かったみたい。「ほんとに頭に入ってんのか?あ?」っていう試験元の意図が垣間見えるので、今後もそういった変化球に対応できるように掘り下げた学習方法も取り入れた方がいいよって先生が言ってた。
Ⅲ 法規
以下は法規に特化した学習方法のログ。
ライン引き
受験年度の法令集が発売されたらすぐに購入。ライン引きは年末年始で終わらせた。大きな法改正以外は昨年度までの見本でも十分に使用可能。見本は、大抵は法令集購入後に申し込むと送付されてくる。でもそれだと年末年始の完成に間に合わないので、問題集と同様に先輩から頂戴したり、メルカリやヤフオクで探して購入。なぜかTACで無料公開されている見本を参考に、自分の法令集に落とし込んでライン引き終了。
私が使用したのは日建学院の横書き。採用の理由は、よく見かける2列形式が単純に見づらかったから。問題文は1列だし。あれ2列になってる意味ってあるのかな。試しにTACのも買ってみたけど、目が滑って仕方なかった。関係法令がパカッとセパレートするのは便利そうだったけど、1冊で完結する方が性に合ってた。
インデックス
インデックスは上で紹介した「建築法規スーパー読解術」を読みながら作成していくと、以下のような法令集に。
付箋の色でカテゴライズしてあって(ピンクは防火系、黄色は法規制系、緑は構造系、青は避難系)、基本的に横一列、縦一列の付箋を追っていけば解けるような仕組みになってる(これがマジですごい)。法令集本体に付属してくるインデックスは、ただ頁数の若い順に上から埋めて貼っていくだけなので、まずインデックス自体の場所から覚えなきゃいけないくて、スタートダッシュの遅れがやばい。
写真のインデックスは付箋に油性ボールペン(みんな大好きジェットストリーム0.38mm)で文字を書いて、全て貼り終えてからメンディングテープでぐるっと補強済み。ちょこちょこ出ている濃いピンク(鉛筆書き)は私の苦手分野で、後から自分で付け加えたものなので補強無し。
問題集
1周目は初見だと問題文や解説のほとんどが本当に何を言ってるのか全くわからないので、キーワードとインデックスの関連付けのためにとにかく解説をよく読んだ。本番と同じペースで解けるようになったのは3周目以降だと思う。だから最初は苦痛でしかなかったけど、時間でぶっ叩くしかないと悟ったから、法規だけは学習開始から試験当日まで毎日やった。法令集開かない日を1日も作らなかった。仕事終わってだるくても、2歳児の寝かしつけでそのまま寝そうになっても、1日1問でもいいって決めて解いてた。
法規も構造と同様に30点満点で最も配点が高い上に、過去問の出題率も高めだったからやればやるほど点数が伸びまくった。しかも法令集を持ち込めるおかげで唯一満点を目指せる科目だから、他よりたくさん時間を費やした方が獲得点数全体の底上げになると思う。もっとやればよかった。
試験ではとにかく時間が足りなくて最終問題まで辿り着けなかったりするんだけど、タイムの縮め方はわからない。学校ではどんな対策を講じているのか気になる。私は模試等でRTAしてみて、30問×4個=120個の内容を105分間で法令集から全て探し出すのがギリギリ間に合うくらいだった。けど最後に見直しの時間を確保できるように、確信できる選択肢に辿り着いたら、最後まで法令集を引かずに次の問題に移るようにした。
<問題>最も不適当なものを選びなさい
1. ←法令集引く ←合ってる
2. ←法令集引く ←不適当だ!答えこれだ!
3. ←軽く読んで飛ばす(法令集引かない)
4. ←軽く飛んで飛ばす(法令集引かない)
この解き方をやり始めたのが学習後期だったっていうのと、ある程度実力がついて正答に確信を持ちやすくなってたから、取り入れても点数に変動は無かった。もっとたくさん学習時間を確保できていたら問題文読むだけで正答を割り出せたり、120個分の選択肢を隅々まで法令集で照合してから解答できるようになるんだろうな。
引き方
<ワークフロー>
1.問題文からキーワードを拾い上げる
2.キーワードをインデックスと関連付けて頁を開く
3.問題文と法令集の内容を照合する
これの繰り返し。これを試験本番で105分間やり続ける。
なので、法規の学習は知識を付けていくというより、まずは法令集を引く練習から。何回も繰り返すうちに法令集の内容を覚えてくるので、わざわざ引かずとも解答できるようになってくる(らしい)(私はむりだった)。
例)選択肢2が適合か否かを照合する
※問題集1周目でのキーワードとインデックスの関連付け
まずは解説文をよく読んで、該当条文が「建築基準法 第6条」にあることを把握する。そして実際に法令集で第6条を開いてみる。すると右上に「確認」のインデックスが貼ってあるので、問題文の選択肢2からこの「確認」と関連付けできそうなキーワードを探す。今回は間違いなく「建築確認の申請」なので、次回問題集の中で「建築確認の申請」を見かけたら、インデックス「確認」に指が動いて即座に第6条を引けるようにインプットしておく。
今回のキーワード:「建築確認の申請」「計画の変更」「高さ」
⇩インデックス「確認」を開く
⇩キーワード「計画の変更」を探す(左頁下部拡大)
⇩キーワード「高さ」を探す
⇩右頁上部拡大
⇩規則3条の2➡490(頁)を引く
⇩つまり、
⇨この選択肢は適合
というわけで照合終わり。この作業を105分で120個ね。そら終わらんわ。けどキーワードとインデックスのフローさえ確立してしまえば、大抵のことは何を聞かれても引けるようになった。
フリクションの細ペンと蛍光ペンは最初のライン引きで描き入れたもので、他の鉛筆線は私が問題集を解きながら随時描き入れていったもの。ペンで上書きするよりも、鉛筆でぐるぐる囲んだりした方が視線が留まりやすかった。文字を書き込まなければ取り上げられることはない(2019年時点)し、OneNoteの強調加工と同じで弱点が見える化されてくるから、自分用の書き込みもどんどんやるべき。
例)「最上階以外の階」強調+ニョロニョロ矢印(中央)
例)とにかくここ見て!のデカ矢印と★印
例)インデックスに矢印伸ばしてるパターン